「ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ」(文春ジブリ文庫)

「ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ」(文春ジブリ文庫)私は宮崎駿が好きで、やっている長編アニメ映画製作を代表とする仕事ももちろん好きだが、言っていることも大概好きだ。そう私は心の狭いオジサンが好みなのである。 なので、宮崎駿のインタビューな…

「火花」又吉直樹(文藝春秋)

「火花」又吉直樹(文藝春秋)巷で話題沸騰の、「火花」をついに読んだ。もちろん単行本である。初出は2015年の3月とあるから、巷の沸騰が私のところにたどりつくまでは2年くらいかかることがこれで分かる。私も店を開けて半年。「ついに『火花』を買うとこ…

だめだこりゃ

「だめだこりゃ」いかりや長介(新潮文庫 平成15年) ドリフターズのいかりや長介の自叙伝ということになるのだろうか。「だめだこりゃ」を読んで、その余りのおもしろさにほとんど驚愕した。本は荒井注の葬儀における弔辞から始まり、子供時代→バンドマン時…

それ一つ

古本屋をはじめて、と書くとその起点が曖昧になって、どの話をしているのかとなり…… そんなことを考えていたらもう既に面倒くさくなっているのだが、今日は約束だから書く。店の中に、客を入れ始めてもうすぐ三か月くらいになる。 本来なら面はゆい初商いや…

☆古書月報交換会ニュース(600字程度)

☆古書月報交換会ニュース(600字程度)南部の市場に関わってどれくらいでしょうか。まぁ、十年たたないくらいの私の、今の南部入札会の印象と言うと、人はいるけれどまとまりはなく、量はそれなりに出るけれど出来高は少なく、清々しいほどに貧しい。おそら…

中央市会だより(2月19日版)

・中央市会だより(2月19日版) 連日、大市の準備に追われております。 そんな中、「大市らしい荷物が少ないねー」などと話していたのですが、ならば「大市らしい荷物」ってなんだろう、などと考えていました。例えばなんでしょうか、百万塔とかでしょうか。…

中央市会だより(2月21日版)

○中央市会だより 本日、10時より大市の下見が始まっております。昨日の雨も次の所へと過ぎ去って、なかなかの下見日和。せっかくの日曜日ではありますが、会館まで足を運んでいただければ幸いです。現在総点数5481点となっております。1から5000まで1ずつ数…

中央市会だより(2月20日版)

・中央市会だより(2月20日版) 昨日も同報通信を出させていただいたのですが、今日もお邪魔いたします。中央市会です。大市の並べ、まだまだ続いております。 大市に限らず、たまに中央市会から同報通信を出させてもらっているのですが、何件のお店に送られ…

ファミリーマートを、やよい軒に変えただけのような

とりあえず、手の付けられるところから、ということで食事の「置き換え」を開始した。あぁ、脂肪肝と悪玉コレステロールの話である。昨日から、コンビニ弁当→OUT やよい軒の魚関係定食→IN 軽い食事 ラーメン→OUT 立ち食いそば→IN これで、魚を取る量が増えて…

とりあえず、今夜の食事は日本蕎麦

一年間の初戦となる即売会が始まったのだが、もっぱら私自身の興味は健康診断であった。今日先生に結果を聞いたところ、みなさんの期待には応えられず「余命宣告」はなく(ざまあみろ)、変わりに告げられたのは「脂肪肝と悪玉コレステロール」であった。 よ…

本を売る

一年が始まって大分経つような気がするのだが、新年会だのなんだのと言って、なにかと騒がしい。明日から、今年初めての即売会もあって、普段は全くない肩こりが肩にいる。手で払っても飛んで行かない。ここに住むつもりなのだろうか。勘弁して欲しいところ…

中を見る

続報を待つ人もいないのだが、健康診断へ行った。おそらく二十年ぶりくらいで、それは初めて就職した際に書類の提出が必要で、なんだか3000円くらかかった気がする。金額から言って大したことはやっていないことは明確で、「明日死ぬことはない」というよう…

通院前夜

明日、健康診断を受けに行く予定になっている。成人して以来、その手のことを全く受けたことが無いので、楽しみというよりはほとんど恐怖である。血を抜かれたり、色々機械に詰め込まれ、バラバラにされたりするのだろうか。 私にとって、医者と言えば歯医者…

言いたいことがあると黙る

「日本の古本屋」というサイトを使って、本を売っているのだが。今日は18時過ぎにサイトが落ちていて、仕事にならなくなった。販売用のページも、業者用の管理ページも手が付けられなくなったので、なんだか醒めたような気になって、仕事の早期終了を宣言し…

月に向って

もう少し仕事するか、と思ったのでとりあえず夕飯を食べに吉野家に出かけた。ひと月に一度くらい利用するのだが、好き嫌いを言えば一ヶ月に一度利用するくらいは好きだ。少なくとも、牛丼チェーンの中では「牛丼」に関して言えば一番良く出来ているのではな…

中央市会だより 1月11日版

・中央市会だより 1月11日版私は、大田区という「地の果て」から千代田区にやって来るのですが、今日はなぜか京浜東北線が空いていました。あれ、おかしいな? と、思っていたら華やかな和服姿の若い子が目に入ってきました。「新年早々、うかれてるんじゃね…

古本屋はじめました

月曜日から金曜日まで、毎日神保町で業者向けの市場をやっていると書きました。ただ、組合の市場は神保町だけで開催されているわけではありません。私が所属する「南部支部」は自前の会館を持っていて、そこでも月に一回第二土曜日に入札市が開かれています…

今日も散歩

今日もニ十分、と思って神保町の会館に出かけました。会館では、平日は市場が開催されているのですが、月曜日から金曜日まで。それぞれ主催が異なっています。だから、昨日と今日とは違う市場ということになります。まぁ、お客さんは大体同じなのですが。 ス…

初市は八房の得

泥縄結いの仕事もひと段落つき、無事縄も納品して少し穏やかな気分の木曜日。神田神保町の市場も始まっているので、入札に出かけることにしました。事務所から会館までは、徒歩でジャスト10分。往復すると、散歩にちょうど良い時間です。まぁ、普段は月曜日…

時間がない 時間もない

締め切りに追われているという話を昨日したのだが、仕事自体は今終わったところだ。肩の荷が下りた。セーフかアウトかという話で行けば、ギリギリアウトというところだろうか。アウトにギリギリも何も無いのだが。 「アウトは少しでも少ない方がいいですよね…

締め切りの真上

古本屋には、「即売会」と「目録」という文化があって、たった今もそれに追われて目を白黒させている。その二つに関しては、おいおい説明する機会があるかもしれない。お、内向き。まぁ、課題の提出期限が迫っていると思っていただければ。 その提出期限がい…

今日もやってます

一月に入って、第一回目の月曜日としては、4日というのは早すぎる感じもしなくもなく。ただ、店員さんは文句も言わず出てきてくれて、店のシャッターが今年初めて開きました。机で仕事をしてると、ガラガラとシャッターが目の前で上がるという風景。今年は何…

いらっしゃいません

今日は、事務所に出かけてみた。たどりついてみると、当然だけれど昨年末出て行ったままの姿だった。日曜日だし、三が日なので、今日は私一人なのだけれど、正面のシャッターを開けようかどうか少し迷った。明るさが欲しいような気もしたので。 まぁ、結局め…

土曜日の過ごしかた

1月2日だからと言って、とりたてて特別だとも思えず、今日はただの土曜日だろう、と仕事でもしようかと思っていた。まぁ、さびしくも用事がないという内情もあるのだけれど、「無くて悪いか」と開き直ったわけだ。 ただ、ふと去年の帳面仕事を引越しにかまえ…

来年の、一年前

1月1日には、いつもこどもを見るのだけれど、当たり前のことながら、毎年一つづつ年を取っていく。年齢的には、1歳、3歳、5歳という感じだろうか。去年の生まれたばかりで、手に手袋をはめて自動的に手足をバタバタさせていた子が、すっかり人間になっていた…

中央市会だより(12月21日版)

・中央市会だより(12月21日版)まずお知らせしなければならないのは、今日で2015年の中央市会は最後とな ります。一足先に、という感じのタイミングなのですが、ご挨拶させていた だきます。今年もお付き合い、本当にありがとうございました。昔、灯台守を…

中央市会だより(12月14日版)

・中央市会だより(12月14日版)中央市会も、今日を含めて残すところ後二回となりました。「一体、年末にどんなドラマが待ち受けているのだろう」、と言うほど大仰 なものではありませんが、ある種の感慨のようなものはありますね。そう言えば、今日は赤穂浪…

中央市会だより(12月7日版)

・中央市会だより(12月7日版)「一年の計は元旦にあり」と心に決めて、一年をスタートさせました。中央市会は、2月に大市があるので新年早々大忙し。バタバタして片付いたころにはもう4月が目の前に。日本では、一年をもう一度始め直すことが出来る月があり…

中央市会だより(11月16日版)

・中央市会だより(11月16日版)よその会の宣伝などしないのですが、来週は東京古典かいの大市。再来週は東京資料会の大市準備のために、中央市会はお休みになります。万を越える高価な品物を、見たり買ったり売ったりできる魅力的な二週間なのですが、その…

中央市会だより(11月2日版)

・中央市会だより(11月2日版)「日頃の行い」、という話があって、参加業者全体の差し引きがプラスだっ たのでしょうか、「神保町古本まつり」は雨がほとんどなく無事完走したみ たいです。なんか、五日も六日も降っていた時もあったような記憶がありま す…

中央市会だより(10月26日版)

・中央市会だより(10月26日版)土曜日、荷受けに出かけてみると、仲良しの業者が最終台の前をうろうろしていました。「不審者ですか?」と声をかけると、もごもごと言っています。どうやら、司馬遼太郎の署名本を出品するのだ、ということ。それはすごい。…

中央市会だより(10月19日版)

・中央市会だより(10月19日版)大変、胸が騒いでいます。本日は、朝9時の集合。いつもより、一時間早めです。置いてある荷物の量を見て、「これは、久しぶりにやばいヤツだ」と思いました。文字通り、折り重なるようにして本が山積みです。というわけで、長…

「街の古本屋入門」(志多三郎 KG情報出版)を読んだ

「街の古本屋入門」(志多三郎 KG情報出版)「古本屋の書いた古本屋の本」に対しては、やはりどうしてもなんというか、色々と思ったり言いたくなったりすることが多く、なかなか素直に「良い」とは言えないのだけれど、この本は良かった。おぉ、驚いたかね…

中央市会だより(10月5日版)

・10月5日版「カウンセラーの本」を読んで、その気になっていました。まぁ、私は病理学的なことにはあまり興味がないので、「カウンセリングをするお医者さん」の方のことを書いた本です。「病気を治す方の人」が、どのような歴史をたどって、何を考えながら…

中央市会だより(9月21日版)

・9月21日版朝、お茶の水駅からの坂を下りていると、目の前で二匹の雀が仲睦まじくお互いを突きあっていました。祭日ですし、人通りも少ないのでここを使ってもいいだろう、という感じでしょうか。それを見て、なんだか自由でいいなぁと思いました。こちとら…

中央市会だより(9月14日版)

・9月14日版古本屋さんは、入り口なんでしょうか、出口なんでしょうか。「本を買いに来るお客さん」にとっては、入り口になるんでしょうか。どん な本が欲しくって、どんな本が読みたくって、本棚の棚を見にやってくる。 あら、こんな本がある。こんなのもあ…

谷崎潤一郎「陰翳礼讃」

谷崎潤一郎、の「陰翳礼讃」(いんえいらいさん)を読んだ。全集を定本に、6本のエッセイをまとめた本なのだが、とても面白く読んだ。中でも、やはり出色は表題作にもなっている「陰翳礼讃」で、ただひたすら「陰」について60頁も書くのは、さぞかし骨が折れ…

池内紀二冊、あるいは書くことと祈ること

最近、池内紀(おさむ)の人物評伝を二冊読んだ。一冊は「ことばの哲学」もう一冊は「二列目の人生 隠れた異才たち」というタイトルだ。前者は一人の人間について、後者は16人の人間について書かれているが、共通しているのはこの作者が持つ対象となる人間と…

カード戦争

生活動線が変わって、一番利用するコンビニエンスストアがセブンイレブンからファミリーマートへと変わった。今はどこのコンビニに行っても、なにかしらの電子マネーやポイントカードがある。ファミリーマートはTポイントカードだそうだ。今はTSUTAYAのTだけ…

・中央市会だより(9月7日版)

雨が、電球のスイッチオン/オフみたいに、降ったりやんだりしています。 私は傘を持つのが嫌い派の人間で、出かける時に雨がやんでいると、いちかばちか傘を持たずに出かけてしまいます。天気予報も見ずに。おかげで、最近の帰り道はいつもびしょ濡れです。…

読書

今、一冊の本のあとがきを読んでいる。本を読み終えるのはどれくらいぶりなんだろうか。それぐらい最近は読書の習慣がないのだが、まぁなんにせよもう読み終える。「優しい」本だったので、今は優しい気持ちになっている。 気分の良い本だったので、一呼吸で…

「すいませんが、『こうがく』の本はありますかね」店番をしている時、お客さんに本の問い合わせをされるたびに胸がチクリと痛む。聞かれたような本は大体無いからだ。まぁ、お客さんだって見つかりづらいから聞くのだろうから、いた仕方がないことだと思う…

サラリ

エアコンから流れ出す、サラリとした風が好きで、ついその風の前から動かなくなってしまう。ここ数日の夏の最後のあがきと、もんやりとした湿気のせいで、再びエアコンのスイッチに手を伸ばしてしまった。 一応「冷房」ではなく「ドライ」にはしたんだけれど…

過去問

先日、参考書で眼にした文章を今でも覚えいる、という話を見かけて「あぁ」と思った。確かに参考書は古今東西の名言の宝庫であろう。その全体は見通せなくとも、偉大なものであるならばそのフレーズ一つで、人を「参った」と言わせることが出来る。参考書に…

欠片をつなぐ

例えば一つの本棚が育つのに、何年の時間がかかるのだろう。読んだ本が一冊一冊くわえられて行き、意に沿わなくなったものははずされ、それでもまだ見ぬ完成を目指して一歩づつ進んでいく。「古本屋が好きな本棚」は、誤解を恐れずに言えばそういう棚だ。 も…

中央市だより(8月31日版)

・中央市だより(8月31日版)ぐるりと見渡すと、森羅万象、あらゆることが本となって存在しているように見えてきます。YMOのコンサートパンフだってあるし、数メートル離れれば江戸時代に印刷された本もある。階を下れば、今や新刊本屋では手に入らなくなっ…

足の指の爪を切る

足の指の爪が伸びていたので、昨日爪切りでそれを切った。足の指の爪って、どれくらいのサイクルで切っているのだろう。指よりも長いのは確かだが、指の爪をどれくらいの日数を空けて切っているのかも分からない。髪の毛と同じくらいだろうか、それよりも長…

おじさんに誘われて(ベイスターズ)

私の仲良くしてもらっている同業者に、「ベイスターズおじさん」がいて、一年に四試合くらい券を取ってもらって観戦に行く。今日もそれで、広島東洋カープとの試合を観に、横浜スタジアムまで足を伸ばした。あいにくの天気模様だったが、少々の雨くらいだっ…

コール アンド レスポンス

N:国語の右から縦書きの『右から』だけを引き継いだ『右から横書き』も相当読みにくいと思うのは、私だけですかね?(^^;息子が通う、学童クラブのバスのボディに『ブラク童学〇〇〇』と書かれていて、毎日のように『ブラク…と読んでしまう(苦笑)』 D:「右か…

「縦書き」と「横書き」

昨日、「教科書」について書いていてふと思い出したことがあった。小学校で使う教科書というのは、そのほとんど全てが横書きで、唯一「国語」だけが縦書きであった記憶がある。金の星社の新書を読みながら小学生になった私は、その横書きにまず違和感を持ち…