淡く もろく

昨日、夜に下北沢で飲んでいた。ずいぶんと飲んだような気がするが、スダチとカボスのあいのこみたいな果実のおかげか、朝スッキリで助かった。

相手は小中学校時代の同級生だったのだが、ぼんやりとした過去の中で曖昧に笑うのは、不健全だけれど楽しい。

時間が経つと、なにもかもが淡くなって行くのは確かで、その過程で私はずいぶんと涙もろくなっていったような気がする。

それはおそらく、私が人間として正確に壊れていっている流れと機を一致しているのだと思う。死なない人間はいない。少し楽しい。