『激突!東西の天才 将棋名人 羽生善治 伝説のチェスチャンピオン ガルリ・カスパロフ』

今テレビで、将棋のチャンピョンとチェスのチャンピョン(順不同)が話しているのだけれど、物を考えることと、それを言葉に変換した時に、どれだけ誤差を感じているのだろうなと思う。
5%なのか、50%なのか、90%なのか。

「こういう人たちの話」は大抵すばらしいものであるのだけれど、例に漏れず目が離せずにいた。Eテレは、CMも無いのでなおさらだ。マインドスポーツの選手は、フィジカルな選手よりも競技人生が長いので、話す言葉も成熟する、という部分もあるのだろうか。

話の最後は、二人に「勝ち続けられる理由」みたいなことを聞いて終わったのだが、チェスのチャンピョンに、「コツがあれば良いのですが、そうではありません。努力なんです」と言われてしまった。最近、「なんかコツがありそうな気がするんだがなー」と思っていたので、顔の真ん中に拳が刺さった。

羽生さん(将棋のチャンピョン)は、「常に少しづつ他の人とは違うことを積み上げて行く」(うろ覚え)というようなことを言っていて、それも大変にうなずける話である。
結論としては、人間「何を言うか」ではなく「誰が言うかだよな」ということになる