内と外

引越しというのは案外人に負担をかけるんだなー、と思いながら日々生活していたのだが、昨日、どこかで「パッチリ」とはまった感じがあった。ようやく、自分の中の地ならしが終わったのだろうか。だとすれば、のたうちまわった甲斐もあったというものだ。

もはや「自分」なんていうものは形骸化していて、ほとんど自動的に動いているような気がしていたのだが(寝ぐせも直す気しないし)、こういうことがあると、まだそういうのってあるんだなと分かって少し嬉しい。
地ならしが終わったのなら、あとは残り時間をまっすぐ足早に抜けるだけだ。

今月中にもう一回引越しをする。ここでもう一回ボタンを掛け違えてしまうのかもしれないけれど、まぁ大過ないような気がしている。
まだ終わりは始まったばかりなのだけれど、どうやら笑って行けそうである。感謝のスピーチでも考えながら、我が手にたうることを成そう。