いい天気

今日が引越しなので、ダンボール箱に荷物つを少しづつ詰めている。
今回は荷物が少なめだから楽だろうと勝手に決めていたので、当日の朝になってもやっている。引越屋さんが来るのは16時ころだと聞いているので、それまでには終わるだろう。いや終わらないかもしれないけれど、終わる。

ものをどかすと、にょきにょきと色々なところからコードが出てくる。このわずらわしい紐がなければ、まともに生きていくこともできない。文明と人間をつなぐ、命の管だ。わずらわしいけれど、無ければ生きていけないから全て取り外して持っていき、また全てつないでにょきにょきになるだろう。

住み慣れた町に帰ってきて、また離れる。
四カ月ほどの滞在だった。思い出が出来るほどの時間ではなかったし、それが出来るという年でもないのかもしれないが、なにせ昨日も今日も気持ちがいい天気だ。引越しがそういう日で、良かったと思う。