中央市会だより(4月27日版)

中央市会だより(4月27日版)
「市場のおもしろさ」というのには、「なんでもあり」という部分が確かに存在していて、自分の「願望」や「妄想」を、「お金と引き換える割合」というのが含まれているような気がします。
「おいおい、これ。もしかしたら、すごい儲かっちゃうんじゃないの!?」
封筒に渾身の札を投入し、ぶっちぎりの下札で落札。買主も荷主も大喜びで、観客も感心。参加者全員が幸福な時間を過ごせる一瞬。素敵ですよね。
支払いがなければ、落札者はもっと楽しいでしょうけれど、そこは仕事ですからね、手堅く行きましょう。そして買った商品が、思ったような値段で売れるかどうかは、また別の問題。「品物は絶対良いはずなんだ!」 信仰の自由は日本国憲法で保障されております。
本日も中央市会は開催いたします。ネット入札開催週です。エクストラネットから覗いてみると、荷物もちょっと違った見え方をするかもしれません。

目録にとったのは、「中世思想原典集成全21冊」。個人的に好きなのだけれど、もちろん読んだことはありません。その他、山岳書の一口と中国文学の一口が目玉商品。私は中国文学部卒業ですが、中国語は読めも書けもしません。
「ネット入札」というのは、市場の商品のごく一部をインターネットを通して入札できる仕組みのことです。50点ほど出品されます。全体の数が1400~1500くらいだったので本当に一部ですね。
エクストラネット」は、組合所属の古本屋さん専用のサイトのこと。ネット入札以外にも、落札品の確認や清算金額の確認ができて便利です。