中央市会だより(10月26日版)

中央市会だより(10月26日版)
土曜日、荷受けに出かけてみると、仲良しの業者が最終台の前をうろうろしていました。「不審者ですか?」と声をかけると、もごもごと言っています。どうやら、司馬遼太郎の署名本を出品するのだ、ということ。それはすごい。
「日本酒ならば辛口、というように、司馬遼太郎村上春樹の署名本と言えば偽物らしいですよ」と私が言えば、これは大丈夫だというようなことを言っていました。何を言っているかは聞いていませんでしたが、目が嘘をついていなかったので良いものなんではないでしょうか、と思った次第です。少なくとも、「昨日目の前で書いてもらった」、というようなものでは無いみたいですよ。
只今、神保町界隈では「神田古本まつり」が開催中。売る店が増えると、出品物が減るというのが簡明な理屈ですが、心配したよりも荷物はまぁまぁ集まっております。本日はネット入札も開催中で、こちらはお店番をしながらでも入札できます。エクストラネットより、ご参加いただければと思います。朝起きると思わず、「寒!」と声が出ましたが、良いお天気です。めげずに、ご来会ください。

今週も「神田古本まつり」が開催中です。世界一の古本街にふさわしい、たっぷりとした量の本が並ぶイベントです。最近では、新刊書店の方がバーゲンブックのイベントも行うので、そちらも(そちらは?)大人気とのこと。人が多いので私は近づきませんけれど。
でも、今は本が安くてお客さんにとってはとても良い時代ですよね。時間は有限ですけれど、本を愛する人達が少しでも長く活動を続けられることを祈ります。