とりあえず、今夜の食事は日本蕎麦

一年間の初戦となる即売会が始まったのだが、もっぱら私自身の興味は健康診断であった。今日先生に結果を聞いたところ、みなさんの期待には応えられず「余命宣告」はなく(ざまあみろ)、変わりに告げられたのは「脂肪肝と悪玉コレステロール」であった。

ようするに、「お前はフォアグラを切除される前のがガチョウだ」と言われたわけだが、「あぁ俺はもうほとんど食材なんだ」と嘆くよりも、「やはりな」という気持ちの方が強い。というか、もうありがち過ぎて、平凡な人間は検査結果すら平凡なのか、と嘆かわしい。

なんなら「抜群健康」なら、かえって驚愕して再検査を頼みたくなるくらいだが、残念ながら課題は残った。
お医者さんの指示は、「魚を食べなさい。野菜を食べなさい」ということで、これは「日頃の食生活から肉と魚を取りかえて、野菜を足せ」ということだろう。

私は、ここ半年くらい月に20回くらいコンビニ弁当で夕食を済ます生活をしているので、実はこれを行うのがとても難しい。日本の外食で、安い食事は大抵肉か丼と決まっていて、私の主食も大体これだ。炭水化物こそが食物であり、「豪華」とはこれにビールを添えることに他ならない。

ただ、医者からの指示が出てしまった以上、考えなければならない。これに逆らって、あえて同じような生活を続けていくのも戦いだが、どうしたら良いか分からないけれど、とりあえず脂肪肝コレステロールに宣戦布告するのも戦いだろう。

まぁ私は、「自分の意志」ではなく、「他の誰かの指示」を受けてそれをただ黙々と守るというのが嫌いではなく、むしろそれは得意とするところであるので、一丁やってやろうかという気にはなっている。結果として外食を手放すことになるかどうか、というのが今の興味だ。とりあえず、魚と野菜だ。