中央市会だより(10月5日版)

・10月5日版
「カウンセラーの本」を読んで、その気になっていました。
まぁ、私は病理学的なことにはあまり興味がないので、「カウンセリングをするお医者さん」の方のことを書いた本です。「病気を治す方の人」が、どのような歴史をたどって、何を考えながら今にいたったか。書いている作家さんの腕もあって、なかなか楽しく読み終えました。
うつ病100万人」という時代だそうです。「100万人のよる」とは訳が違います。学校に行きたくない、会社に行きたくない、確かに最近良く目にする話です。その点、私は「事務所に行きたくない、本なんか見たくない」とは思いません。まだ仕事したい。なんなら次はお茶が一杯欲しい。
「こんなに健康で良いもんかね。恥ずかしいね、現代人としてさ」 隣りに積んである縛った本口に話しかけました。返事がない。よかったよかった。

ダンボール箱から出てきた、戦前・戦中の無線雑誌が、とても状態が良くて思わず声をあげました。素晴らしい。古いものがキレイに残っていると、それだけれ嬉しくなります。
目玉になりそうなのは、写真集「ゲリバラ5 股旅阿万恋歌『あたしはリルの娘』」。奥付の既刊リストに、「センチメンタルな旅」が掲載されていたりするのを見ると、その時代/時期/風景が立ち上がってくるような気になってきます。気になるだけなんだけどね。