古本屋はじめました

月曜日から金曜日まで、毎日神保町で業者向けの市場をやっていると書きました。ただ、組合の市場は神保町だけで開催されているわけではありません。私が所属する「南部支部」は自前の会館を持っていて、そこでも月に一回第二土曜日に入札市が開かれています。

ちょうど昨日がその日だったので、入札会に出かけてきました。来る日も来る日も、買いもせんのに市場市場で、お客の相手もろくにしないで、うろつき回って一体いつ仕事をしているのか、という感じではありますが、まぁ世の中にはそういう古本屋もいるということです。

南部支部の入札会は、盛大に手伝いがいることが特徴で、開札やら後片付けやらに参加している人が、20人も30人もいます。そして、終わった後でそこにいる人たちでちょっとした宴を持つというのが恒例で、ちょとした食べものと、ちょっとしたアルコールが供されます。

私も手伝いに参加させてもらったので、遠慮なくいただきました。飲めば大層楽しくなって、自分が仕事をしに来ているのか、酒を飲みに来ているのか分からなくなります。帰る頃には、買った荷物のことなどすっかり忘れて、ぐっすりと眠りました。

今日確認したところ、市場ではいくつか品物を買うことができたようです。目立つのは、展覧会カタログ25冊で35990円というやつでしょうか。たけーなと、自分でも思うのですが、なんだかキラキラしていて、ショーウィンドーにあるトランペットのような素敵なヤツだったんです。