言いたいことがあると黙る

「日本の古本屋」というサイトを使って、本を売っているのだが。
今日は18時過ぎにサイトが落ちていて、仕事にならなくなった。販売用のページも、業者用の管理ページも手が付けられなくなったので、なんだか醒めたような気になって、仕事の早期終了を宣言してさっさと帰途についた。

あくまで印象だが、「日本の古本屋」はちょこちょこ「落ちて」いる。私が一日10時間接続するヘビーユーザーであるというのも、その理由の一つであるのは間違いないが、Amazonと比べるとやはり頻繁だと思う。規模が色々と違いすぎるので比べても仕方がないのかもしれないけれど。

まぁ、Amazonも業者用のセラーセントラルという頁はちょこちょこ「落ちている」(使えなくなっている)印象もあるが、販売用の頁が落ちているのは年に数度だと思う。一分止まれば、数百・数千万という売上に影響が出るのだろうから、必死さが違うのだろう。

我らが「日本の古本屋」はそういう意味では、まぁ大らかだ。組合に連絡してもトラブルが解決するわけでもないことは分かっているし、愚痴の一つも言いたいという電話が、組合の電話機を鳴らしていると想像すると、ため息一つついて他の仕事に取り掛かるのみだ。

商売を家族・親戚でやっていると、いつもこういう気分なんだろうか。
なんか言いたいことがあるような気もするが、言って解決することでもないし、「言いたいことがあったら言え」と詰められて「ならば言わせてもらおう」とやれば結局喧嘩となって、不毛な時間で終わりそうだ。

言いたいことを言って、ロクなことになったことがないから、今では自分からは何も言わないことにしている。
インターネットがあろうと無かろうと、昔から日本人はそういう風にして生活してきたんだろうなと思ったが、なんの慰めにもならんはなと黙った。