手を入れる

朝目が覚めた後と、風呂上がりの二回ストレッチを20分くらいやっている。一週間ほどになるが、明らかに体が柔らかくなっているのが面白い。前より曲がる、痛みが減る、このままいくと一ヶ月後にはぐにゃぐにゃになっていそうだ。
「お風呂上りは効果的」とあらゆる先生が言っているのだが、これも実際にやっていると実感できる。ストレッチの素晴らしい点は、驚くほどすぐに効果が出るところにもあるような気がする。私はどうやら下半身の筋肉が大分固いのだが、一週間色々試してみたところ、出来なかった女の子座りがかろうじて出来る感じになった。肉体改造にハマる人の気持ちが、少し分かってしまった。

体の手入れが徐々に進んでいる勢いで、ついでというわけでもないのだが、今日から家の片付けを始めた。自宅では、あるはずのものがないことが日常茶飯事で、正直なところ、物の保管場所としては自分で信用ができないありさまになっている。
そこで、まず部屋ごとに備品リストを作って、ついでにそこを掃除するという作業を始めた。
とりあえず、今日は玄関・下駄箱・トイレ・洗面所の四か所に手を入れた。タオルの枚数を数えたり、いらない手紙類を捨てたりと、なにかと年末感が漂う。ただ備品リストを作るのは、「これこんなにいらないんじゃないの」と物を整理するきっかけになるので、良いアイディアだったと思った。
明日は、まず洗濯機を掃除して、次にものの積みあがった机周りを片づけて、机を「ただのものを置く台」としての機能から解放し、「机」としての尊厳を回復させてあげたいと思っている。