東京は朝の6時

今日は朝パッチリと目が覚めて、6時1分の電車に乗った。
東京の朝6時は、ちょうど東の空が白みかかってくるころ。頭の上の方からはカラスの鳴く声。線路が走る高架線の上の電線には、鳩が数十羽並んでじっとしている。眠っているのか、何かを待っているのか。

 

朝から始まって、一日はとても長い。昨日は夜遊んでいたので、半蔵門線に飛び乗った頃には0時を回っていた。その間に起こった膨大な量の出来事。活動時間の隅からスミまでぎゅうぎゅうで。これを書いたらつい「犇く」と書きたくなった。「ひしめく」と読む。ぎゅうぎゅうぎゅう。

 

そして、まもなく12月になる。思い返してみれば、一年は短い。あっという間にここまで来たし、あっという間に残りも終わるだろう。一日は長く、一年は短い。そういうことならば、一生はもっと短く、一瞬で片が付くはずだ。一瞬とはどれくらいの間か。神さまの、まばたきほどか。