2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

最近は、「チリ交列伝」(伊藤昭久 ちくま文庫)、「古本屋おやじ」(中山信如 ちくま文庫)と読み進めていた。理由は単純で、ちくま文庫の「山」を買ってその中に入っていたもので読もうと思ったものを適当につまんだからだ。(「山」とは古本屋用語で、と…

令和の古本屋(ほ)ほめろやほめろ

月曜日、下北沢のお店は定休日なのだが、もちろん市場はお休みではない。月曜日は「中央市」という名前の市場があって、主に一般書を扱う会である。一般的に「本」と言ってイメージされるものは、大体ある感じだ。当店の月曜日定休は、この中央市に合わせて…

令和の古本屋(に)日曜日のるらら

金、土、日と、店を再開して三日目。やはり、20時に店を閉めて家に帰ると疲労を感じてバタリと寝てしまう。まぁ、まるまる一か月半家にいて何もしていなかったわけだから、仕事量ゼロと比べれば当然の話で、なにが「やはり」なのかと思わないでもない。しか…

令和の古本屋(は)

晴れて、下北沢のお店が営業再開の運びとなった。ただ、考えてみれば、自分で勝手に休んで自分で勝手に再開するだけの話で、特に晴れがましいわけでもない気もする。ならばどんな言葉がふさわしいのか、ということにもなるのだが、結婚式となればなにはとも…

令和の古本屋(ろ)

従来であれば、神保町のいわゆる本部会館では、毎日異なる市場が開催されることになっている。ただ、現状は「従来」ではないので、「二週間かけて一週間分の市会」を開催することとなった。なので、本来であれば今日は「資料会」が開催される曜日であるのだ…

令和の古本屋(い)

久しぶりに、神保町に出かけた。今日から市会が再開となり、アフターコロナの古本市場が始まった。今日の開催は「古典会」と「洋書会」で、「古典会」は主として古典籍、「洋書会」はその名の通り「洋書」を扱う市会だ。階の上下で、江戸時代の和装本と、日…

令和の古本屋(再開)

6月に入り、東京都の休業要請などの緩和が「ステップ2」となって、それと同じくして明日から、東京古書籍商業協同組合の市会も再開する運びとなった。ひとまず、めでたい。私は下北沢で古本屋を営んでいるのだが、市場の再開を見てから、6月6日の土曜日に営…