29分33秒14

仕事に行きたいのだけれど出かけられない。朝ごはんを買いに行くにも出られない。そんなポッカリとした15分くらいの時間がたまにあるのだけれど、まぁ今そんな感じだ。手持ちぶさたも極まって、空っぽの食器棚に棚板を挿したり、これを書いたりしている。

15分で思い出したのだが、この前時間を測った。14分46秒57。
もちろん、私の家から蒲田駅までの時間なのだが、思ったよりも短かった。1キロ6分で歩いているとすると、1500メートルくらいか。往復3キロ。長いと言えば長いが、私は自転車が嫌いなので歩く以外の選択肢は思いつかない。

これから毎日毎日、「良く飽きもせずに」と思うくらい、この道を歩くことになるのだろう。延べにすれば、短からぬ時間になるだろう。
毎日の29分33秒14に、どんな意味が与えられるかは私次第ということになる。
洗濯機が鳴いている。終わったみたいなので、終わる。