風に吠える

台風台風台風。昨日から、結構な量の雨が降っている。私はイベントが好きなのだけれど、それによってスケジュールが変更になることがキライだ。許せない。自然なんぞが、人間様の生活様に影響を与えるのがイヤだ。だから、台風となれば胸が高鳴り、風に向かい吠える。

 

古代、藁の家の中で震えていた人間は、やがて木の家での戦いに破れ、ついに煉瓦の家によって大自然に勝利したと、歴史は言う。本当は勝てるはずもないのだが、「それでも勝った」と肩を怒らせるのが人間の生活なんだと私は理解している。

 

不自由に怒り、嫌なものに嫌と言い、周りも、最後には自分をも捻じ伏せて、もうしばらくすると、私はどんどん頑迷で、扱い人間になっていくんだろう。

自分で自分のことが手に負えない時が来るかもしれない。その時に、どのように身を処することができるか、今から考えている。