エプロン好き

「エプロンが好き」、と書いても、なにがなんだか分からないだろうが、私は日常的にエプロンをしている。
仕事着がエプロンであることがその理由なのだが、これを私は結構気に入っている。

首を通し、後ろで紐をキュッと縛る。私はそもそも「ヤル気のある人間」ではないけれど、これをやると少しは仕事をしてやろうかという気分になる。
私はついぞスーツを着る仕事に就くことはできなかったけれど、ネクタイを締めるというのはこういう気持ちなのではないかと勝手に思っている。

ロックの戦闘服はスーツか革ジャン、みたいなもので、「古本屋の戦闘服はエプロンだ」と私は固く信じている。
今日もエプロンを持って出かけていく。そろそろこのエプロン洗濯しないとな、と最近は毎日思っている。